印南町で京うちわの柄、結納品、神具など木工製品を作っている㈲中戸川商店へ行ってきました。メインで作っている京うちわの柄の製作工程を見せて頂きました。仕事場に入ると、木のいい香りがします~!!
京うちわの柄、作業工程の一部です!!
京うちわの柄は、12台の機械を使って12工程で製造されています。これは、柄のサイズに裁断した木に絵を描いて型を抜いている工程です。スイスイ作業されていますが、木の目を見ながら一つ一つ手作業です。木工職人だからこその経験と感覚で廃棄はゼロです。
次に、持ち手を削ってアールをかけています。ここでも、木の目を考えて一手間加えた作業をされていました。
染める材料は、染めて6~8時間かけて『ろう』をつけ、うちわを差し込む溝を入れて面取りすれば、やっと完成です!!
柄はうちわの大きさを元に決められて全部で10種類ぐらいあるそうです。
完成すると・・・
実用品から、贈答品、季節の飾り品として楽しまれる物まで色々な用途で使用されています。真ん中のうちわは、香料付きです!!
神具、結納品も見せて頂きました!!
片木、結納用品は、檜で作られるためヤニ対策で夏場は一日クーラーをつけて保管されていました。大手ホームセンターで販売されている片木は、全て㈲中戸川商店で作られている商品でした!!
京うちわの柄を作っているのは、全国で㈲中戸川商店だけです!!伝統工芸品を守るために、『うそなく、コツコツ、まじめに』をモットーに厳しい価格調整の中、日々努力されています!!
基本情報
所在地 | 印南町 |
業種 | 製造業 |
企業名 | ㈲中戸川商店 |
代表者名 | 中戸川惠勇 |
住所 | (〒649-1533) 和歌山県日高郡印南町山口1607 |
電話 | 0738-42-0344 |