レポート:廃棄物から資源へ (有)ワコー産業

今回は、日高町の国道42号線沿い日高広域消防となりの(有)ワコー産業さんを訪問させていただきました。

ワコーグループ

まずは、会社について説明していただきました。

ワコーグループは、土木工事・道路工事などを行う【和興建設】、がれきや木くずなどの産業廃棄物をリサイクルする【ワコー産業】、建設発生土を最終処分した後地で運営する農園【エコファームわかやま】の3社で構成され、「建設」「環境」「健康」を三本柱に各々が強みを活かし「循環型事業」を実現されています。
お話をお伺いしていると、ここでは説明しきれないほど様々な事業をされており、本当に社会に貢献されている企業であることを実感しました。(詳しくはホームページをご覧ください。)

このうち今回は、産業廃棄物中間処理事業を行う(有)ワコー産業日高営業所(積替え保管施設)を訪問させていただきました。

(有)ワコー産業日高営業所(積替え保管施設)

(有)ワコー産業は、和興建設の業務から生じる廃棄物を世の中に役立てようと誕生し、自社の工事に再利用するのみならず、様々な産業廃棄物中間処理事業を展開されています。
本社は印南町にあり、産廃処理センターとしてお客様やグループ会社から受け入れたがれき類を破砕施設でリサイクル再資源化しています。

提供していただいた印南町にある本社(産廃処理センター)の写真

日高営業所では、近隣の工事現場からのがれき類(主にコンクリート、アスファルト、残土など)の積保と中間処理業務、印南町で製造された再生砕石を販売する業務を行っています。

きれいな場内

社屋2階から場内を見てみると、廃棄物を扱っているとは思えないくらいとてもきれいに整備されています。
タイヤショベルによって常に場内の整理整頓を行っているそうです。

計 量 器

現場から運ばれたがれき類をトラックのまま計量します。ここにトラックが乗ると機械が反応し、重さを計量します。あらかじめトラックの重さを測っているため、がれき類の重さが計量されるそうです。カメラによりがれきの銘柄を確認し、車のナンバー、業者名、がれきの銘柄を入力すると計量票が出力され、運転手に渡します。がれきの銘柄と重さによって処分費が決まるそうです。

計量票を受け取った運転手はがれきを保管場所に降ろします。
ここでタイヤショベルが登場!きれいに整備されていきます。

繰り返しになりますが、このがれき類をダンプカーで印南町の本社に運び加工され、加工された製品を再び日高町へ運び戻し、再生砕石として販売します。(印南町でも販売しています。)販売するときも、計量器により重さを測り販売します。

場内を案内していただきました

場内
ここにがれき類が運ばれます
運び込まれた木材やがれき
建設残土
建設残土の積み込み
加工された良質な再生砕石
今や珍しいゾウさんが描かれた散水車
タイヤショベル
いつでも出動できるよう待機中
和興建設(株)日高営業所もあり
本社業務を行っています

目指すのは、100%リサイクル

(有)ワコー産業さんの日高営業所だけを見ていても、建設業?産廃事業?実際どのような業務をされているのか分かりませんでしたが、今回取材をさせていただき、ここ日高町での業務はほんの一部でしたが、本当に様々な業務を行っており、効率的で合理的な業務をされていることが分かりました。
自社の工事から生じる廃棄物を再利用することにより資源を大切にし、地球環境保護のためにリサイクルを行う、まさに地球に優しいエコロジーな会社ですね!そして、気配り心配りもすべてエコやリサイクルにつながっているのではないかと感じました。
また業務以外に印象に残ったのが、社員の皆様がとても気さくで丁寧な対応をしてくださり、私たち取材班にも優しい会社でした。

山本雅弘社長

基本情報

所在地日高町
業種産業廃棄物中間処理業/産業廃棄物収集運搬業/建設残土処分業/
砕石販売/土木工事業/スーパーソル製造事業(ガラス発砲資材)
企業名有限会社 ワコー産業
代表者名山本 雅弘
住所日高営業所(〒649-1202)和歌山県日高郡日高町萩原922-1
本   社(〒649-1521)和歌山県日高郡印南町美里52
電話日高営業所 0738-63-3260
本   社 0738-45-0205
営業時間8:00~12:00、13:00~17:00(月~金、祝日)
定休日土・日曜日
HPワコーグループ-和興建設・ワコー産業・エコファームわかやま- (wako-grp.co.jp)

アクセス

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